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PENTANGLE/CRUEL SISTER 1970年 日本盤 LP

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ペンタングル:PENTANGLE/クルーエル・シスター 1970年 日本盤 LP ← こちらへ

★私が初めて聴いたトラッドフォークのレコードはサンディ・デニーのソロ・アルバムだったと思います。でも、まだ「トラッドフォーク」という音楽世界のことなど微塵も知らない頃でした。フォーク・ミュージックというかフォーキーな調べ、繊細な美しいアコースティック・サウンドは既に好きでした。その起源はフランソワーズ・アルディだと思います。この作品は、ペンタングルの1970年4thアルバム『クルーエル・シスター(クルエル・シスター)』です。メンバーはジャッキー・マクシー、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、ダニー・トンプソン、テリー・コックスという強力な5人組。古くからの伝承バラッド、トラッドフォークの素材と新しさを融合させた「ペンタングル」独自の音楽世界を物語性を帯びながら、ラストの18分40秒に及ぶ大曲まで聴く者を魅了する名作です。

サンディ・デニーからフェアポート・コンヴェンションを知りました。80年代育ちの私は当時ニュー・ウェイヴというインディペンデントから続々と発表される音楽が大好きで、そんな中に「ネオ・アコースティック」というジャンルがありました。「ネオ」とあるのだから本家本元があるのだ!「それはどんな音楽だろう」と思ったものです。既に女性ヴォーカルを優先していたようですので、悲しいかな、「ネオ・アコースティック」に女の子ヴォーカルは少ない状況でした。なので、新しく発売される作品と、70年代、60年代と遡って中古盤や再発盤のレコードも購入し、それらの新旧の音楽を平行して聴くようになってゆきました。そんな流れの中で、ジャケ買いなのですが、ペンタングルの1stアルバム『ペンタングル』(再発盤レコード)にとても感動して、この『クルエル・シスター』で完璧にノックアウト!という状態となったのです。「美しいけれど悲しい調べ」というのはどんな音楽ジャンルでも私の好きなキーとなるようなのですが、このペンタングルの『クルエル・シスター』を聴いた折は、さらになにかゾクゾクするような「美しいけれど怖い」という印象を強く受けたのです。それは何故かと幾度も聴いているうちに、太古の伝承(バラッド)を元に作られた楽曲たちであること、そんな時空を超えた幽玄美のような世界に魅了されたのでした。そして、トラッド・フォークやフォーク・ミュージックをさらに好きになり今も継続中です。生音も電子音もそれぞれに魅力がなるので、私はどちらかを贔屓することはないお気楽者でもあります。

関連記事:『二人の姉妹(THE TWA SISTERS)』あるいは『クルエル・シスター(CRUEL SISTER)』 画:ジョン・ファエド

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CELINE DION/THESE ARE SPECIAL TIMES 1998年 日本盤 CD

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セリーヌ・ディオン:CELINE DION/スペシャル・タイムスTHESE ARE SPECIAL TIMES 日本盤 CD フォトカード付 ← こちらへ

セリーヌ・ディオンの1998年発売のクリスマス・アルバムです。フレンチ・カナディアン・シンガーから映画『タイタニック』の主題歌以降、世界的ポップ・シンガーへ!凄い歌唱力に圧倒されますが、個人的には意外とシンプルなポップ曲が好きです。キャロル・ベイヤー・セイガーデヴィッド・フォスターによる美しい曲『ザ・プレイヤー』でのイタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリとのデュエットの神々しさ!R.ケリーとのデュエット曲『アイム・ユア・エンジェル』も注目曲でしたが、ディオン・ファミリーでの合唱曲である『フェリース・ナヴィダッド』と『レ・クロシュ・ドゥ・ハモ』(この曲はフランス語曲です)、その他にもジョン・レノン&ヨーコ・オノの『ハッピー・クリスマス』のカバー...等など、全17曲入りです。ラスト曲の『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』はカラオケ・ヴァージョンで日本盤のみに収録されたものです。

セリーヌ・ディオンフレンチ・カナディアン・シンガーですので、フレンチ・ポップスとして80年代後半頃にレコードで知りました。セリーヌはまだ10代だったと思います。「女性ヴォーカル」と云えども多種多様なヴォーカルの魅力があり、言語や文化もお国によって様々で愉しいのですが、傾向として歌唱力云々よりも個性を重視するように自分で思っています。歌はあまり上手とは云えないけれど「愛らしい」とか「変わってる」など印象の残る歌姫たちは大好きです。セリーヌ・ディオンはそんな私にはもう一つドン〜!と来るものを最初は感じることが出来ずにいたのですが、楽曲のスタイルによって受ける印象が異なる魅力を発見することができたのです。それは、やはり生まれ持った歌唱力と表現力が並ではないこと、なので、セリーヌ・ディオンはどんなスタイルの曲でも伸びやかに歌えるお方だと思います。嘗て、ジャック・ブレルのカバー曲をライヴで歌っておられましたが、鳥肌ものでした!今は世界的スーパー・シンガーとなったので英語曲が多くなっていますが、フランス語の響きが好きなもので、やはりフランス語で歌ってくださった楽曲やアルバムの方をよく聴いてきたように思います。

下のお写真はセリーヌ・ディオンのご家族です。セリーヌは14人きょうだいの末っ子です。その兄姉とご両親との16人が写ったもの。音楽一家で大家族!今では甥や姪たちも増え、クリスマスになると150人以上が集まるのだそうです。そんなご家族との2曲の合唱曲が収録されていて、それも子供の頃から口ずさんでいたという古い歌謡だそうですが、とても素敵なのです。マニアックにばかり向かいたくは無いので、大メジャーの日本でも何処でも売っているセリーヌ・ディオンですが、女性ヴォーカル愛好なもので聴き逃すことはできないのです。お陰で、このようなディオン・ファミリーの合唱曲を知ることもできたと喜んでしまいます。

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サントラ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND) そして、ジャック・ドゥミ監督のミュージカル三部作とクリスチャンヌ・ルグランの歌声の素晴らしさ♪

ロシュフォールの恋人たちロシュフォールの恋人たちLes Demoiselles de Rochefort 2cd

B.O.F./LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT 1966年 フランス盤 CD ← こちらへ(ミシェル・ルグラン作品未登録多いです)

ジャック・ドゥミ監督の1966年名作フレンチ・ミュージカルロシュフォールの恋人たち』はミシェル・ルグランの軽やかな全編に渡る楽曲たちと歌声たち、そして映像が見事に一体化した大好きな映画です。イヴォンヌ役の名女優ダニエル・ダリュー以外の歌声はすべて吹き替え版です。主な配役と歌手を記しておきます。

役名         俳優                歌手
デルフィーヌ     カトリーヌ・ドヌーヴ        アンヌ・ジェルマン
ソランジュ      フランソワーズ・ドルレアック   クロード・パラン
イヴォンヌ      ダニエル・ダリュー        ダニエル・ダリュー
シモン         ミシェル・ピコリ          ジョルジュ・ブランヌ
アンディ・ミラー   ジーン・ケリー           ドラルド・バーク
エチエンヌ      ジョージ・チャキリス       ロミュアル
ビル         グローヴァー・デイル       ジョゼ・バルテル
マクザンス      ジャック・ペラン          ジャック・ルヴォー
ジュディス      パメラ・ハート           クリスチャンヌ・ルグラン
ジョゼット      ジュヌヴィエーヴ・テニエ     アリス・エラルド

ミシェル・ルグランの姉であるクリスチャンヌ・ルグランの歌声も聴けるのです。この吹き替えを担当している歌手の中にはザ・スウィングル・シンガーズ(The Swingle Singers)のメンバーがいて嬉しいです。クリスチャンヌ・ルグランはリード・シンガーでしたが(結成初期活動期)、その他、アンヌ・ジェルマン、アリス・エラルド等もメンバーでした。ザ・スウィングル・シンガーズの前身的なコーラス・グループであるレ・ドゥブル・シス(Les Double Six)の作品にもクリスチャンヌ・ルグランは在籍していたことがあります。

また、こうしてお名前を眺めてみるとジャック・ドゥミ監督の1964年の美しくも悲しいミュージカル・ロマンスの名作『シェルブールの雨傘』も想起します。主演のジュヌヴィエーヴ役はカトリーヌ・ドヌーヴで、母親役はアンヌ・ヴェルノン、ローラン・カサール役はマルク・ミシェルでしたが、彼等もまた吹き替えでした。その歌声の役はカトリーヌ・ドヌーヴの声はダニエル・リカーリ、アンヌ・ヴェルノンの声はクリスチャンヌ・ルグラン、マルク・ミシェルの声はジョルジュ・ブランヌでした。さらに、ジャック・ドゥミ監督のシャルル・ペローの童話を元にした1970年のミュージカル・ファンタジーの名作『ロバと王女』も主演はカトリーヌ・ドヌーヴでしたが、リラの妖精役を演じたデルフィーヌ・セイリグの歌声もクリスチャンヌ・ルグランでした。この『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『ロバと王女』のジャック・ドゥミーのミュージカル三部作は俳優と歌手、音楽はミシェル・ルグランですし、とても絆を感じ愉しいです。

ロシュフォールの恋人たち』の映画のことは以前少し触れましたので、今回は音楽だけにしておきます。

関連記事:『ロシュフォールの恋人たち』ソランジュとデルフィーヌの美人双子姉妹♪(ジャック・ドゥミ監督)

双子姉妹の歌(Chanson Des Jumelles)


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※コンプリートボックスも発売されていたのですね...よくあることですので、後からの豪華版とかお得版とかの発売は残念な気分もありますが、結構免疫がついているようです♪

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美しいパティ・スミスのポートレートに魅せられた瞬間から今に至る★いつまでも大好きな麗しのロック詩人あるいはパンクの女王

美しいパティ・スミスのポートレートに魅せられた瞬間から今に至る★いつまでも大好きな麗しのロック詩人あるいはパンクの女王

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★中学生になり洋楽熱が高まる中、音楽雑誌を読み始めていた。「音楽専科」という雑誌が好きだったのに廃刊となってしまった。その一冊の中の或る一頁のポートレートが飛び込んで来た。それは、ロバート・メイプルソープが撮ったパティ・スミスだった。私はこうしてまたしても音楽を聴く以前にそのお方の容姿から”好き!”となった。私は女性ながら女性ヴォーカルや女優といった様々なタイプの女性が好きで今に至る。ロック・ヒーローであるデヴィッド・ボウイも永遠のアイドルである郷ひろみ(HIROMI GO)は性別を超越した存在であり続けている。日本には美輪明宏という同じように性別やシャンソンなどのジャンルを超越したお方でどなたとも比較は出来ない大好きな存在のお方も居られる。

何故だか、幼い頃から私はこうした傾向が知らず知らずにある。クラスメイトの女子がある男子生徒をカッコイイと噂話している。ある男性教師を素敵だと楽しそうだったり。私は聞き手で自分からそのように感じた事はなく、感じのいい男の子だなっとお友達として感じるのみ。そして、これまた幼少の頃からの舶来趣向のせいか、異国の人々に憧れを抱いていた。なので、よく親しい友人には”ロンパリ”とか”ヨーロッパかぶれ”と云われていた。でも、回顧してみれば自分でもそんな気がする。

パティ・スミスには少女と大人が同居し、少年のようでもあるけれど限りなく女性的なものを感じる。そのポートレートを見て”美しい!”と思えたのはそんな風に感じたからかもしれない。リアルタイムではないけれど、最初に買ったのは『イースター(Easter)』1978年の3rd・アルバム。デビューは1975年の『ホーセス(Horses)』なので世界的パンク旋風以前のこと。”パンクロックの女王”と謳われるのは然りなのだ。それもデビューは29歳なので決して早くはない。パンクはロンドン発のムーブメントとしてとんでもない衝撃を与えた(リアルタイムの先輩方のお話をお聞きしていると羨ましくなる)。しかし、発はニューヨークなのだ。私はロンドンのクラッシュ以外はほとんどニューヨーク・パンクを先に聴くことになっていった。それはそれらのアーティストの表情や佇まいから感じられるものが私の”好き”な世界を体現しているように映ったのだと思う。パティのレコードを手にする前にランボーを好きになっていた。パティがアルチュール・ランボーを敬愛していると知り、ますます気になる存在となっていった。初期はレニー・ケイ達とのグループ、パティ・スミス・グループという名だった。そして、物静かで神経質そうな美しきギタリスト、レニー・ケイもとても好き(初来日公演には行けなくて残念だった。確かニール・ヤングと同じ日での公演で先にチケットを購入していたので)。ソロ・アルバムも地味ながら時折聴きたくなるものだ。

私は日本人なので日本が好き。日本の美しい言葉や文化が沢山ある。でも、元来の舶来趣味は軌道修正できずに今も進行している。そんな自分を少しは追想できる位の年月と年齢になってきた。すると、私の好きなものの大きなキーとなるものたちが、パリ、ロンドン、ニューヨークにあると気付く。意図している訳でもなかった事柄が自然と結びつき連鎖し合う。時には世紀を超えたものでもある。なんと!素晴らしいことだろう!!とまだまだこの見知らぬ旅は続き、さらに繋がり絡み合い、歓喜と混乱で頭と胸がいっぱいになっていくのだろう。

パティ・スミスと親交の深かった人達やパティのアイドル、またはパティをアイドルとして影響を受けてきたアーティスト達の多くに好きな世界がある。最愛の夫フレッド・スミス(元MC5の”フレッド・ソニック・スミス”)に先立たれ、双子のような親友ロバート・メイプルソープはエイズで亡くなり、ウィリアム・バロウズも亡くなった(追悼アルバムがある)。ジェフ・バックリィやカート・コバーンも亡くなった。子育ての時期が過ぎるとパティはまた表現者として復活し今も現役だ。年は重ねても変わらない。老眼鏡を手にしてポエトリー・リーディング。相変わらず素敵なパティは現在63歳。誠実さと優しさ、激しさと厳しさ、凛々しさと愛らしさすら感じるパンク詩人☆今なお、健在なり!

(追記)
このパティ画像は最初の出会いのお写真ではありません(残念ながらダンボール箱の音楽専科は母に間違って捨てられてしまいました)。2007年6月10日に書いたものに加筆いたしました。

PATTI SMITH/HORSES & HEY JOE


パティ・スミスの作品(未登録多いです) ← こちらへ


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マリアンヌ・フェイスフル(MARIANNE FAITHFULL)★『涙あふれて(AS TEARS GO BY)』♪

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マリアンヌ・フェイスフル:MARIANNE FAITHFULL『涙あふれて(AS TEARS GO BY)』(1964年)

★私が最も大好きな女性ヴォーカルを一人だけ選ぶとしたなら、やはりマリアンヌ・フェイスフル!当時のブリティッシュ・ポップ界はアメリカン・ポップ界のようにしっかりとシステム化というのかな、そういう機能的なものがまだ未完の状態で曖昧だったようだ。そんな当時のロンドンは所謂「スウィンギング・ロンドン」な時代で若者たちが活き活きと音楽業界でも活躍していた頃。マリアンヌ・フェイスフルはそうした時代の中、1964年7月に歌手としてデビューされた(17歳)。その曲は『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)』。曲提供はローリング・ストーンズミック・ジャガーとキース・リチャーズ(嘗てはキース・リチャードと記されていた)。今でもマリアンヌ・フェイスフルというとこの曲という位有名。しかし、自ら歌手になりたくてなった訳でもなく、可憐な容姿を見初められてのこと。ストーンズの二人が作った曲ということもあり一躍「英国ポップス界の華」となる。けれど、この曲も含めたアイドル時代のマリアンヌのアルバムでのベスト10入りは無い。このシングル『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)』の最高位は全英9位、全米22位とデータにある。またアルバム・デビューは1965年(1st&2nd同時発売)でセカンド・アルバム『MARIANNE FAITHFULL』にこのデビュー曲は収録されている。英国デッカ(DECCA)時代の初期のおよそ1年半程が実質的なアイドル時代とも云える。そして、ストーンズとの交流、とりわけミック・ジャガーとのロマンス、破局...お嬢様アイドルのマリアンヌ様が次第とドラッグ騒ぎにも巻き込まれスキャンダルの女王と転落してゆく。そして、その地獄からの帰還に至るまでには10年もの時が必要であった。ああ!凄まじい人生である!壮絶である!強靭である!素敵である!崇高である!と讃えることしか出来ないお方。

多くのアイドルは長くは続かず何処かに消えて行かれる。たった1曲だけのヒット曲で消えてしまった方も多い。アイドルから幾十年もの間人気と実力を備え続けるお方はそう多くはいない(古今東西のそのような方々は皆凄いのだと想う)。ドラッグやアルコール(煙草もだろう)などですっかりアイドル時代の清楚なお声は潰れての復活であった。でも、そこから以降がアーティスト:マリアンヌ・フェイスフルの今日までの軌跡でもある。しかし、アイドル時代もどん底時代もまたマリアンヌ様の軌跡である。全体を時代と共に見てしまう。大好きなお方の場合はどうしても。歌唱力が素晴らしいというお方でもないけれど、今ではあのお声は「呪詛」とまで云われる程の存在感あるお声。そのお声にはそれまでの生きてこられたものが沁み込んでいるのだと想う。普通ならあの荒廃した時期に消えていただろう。此方では追々に、作品の感想などを綴ってゆきます。私が16歳の時。それ以来、今もずっと大好き!ある意味、ボウイに匹敵する位好きかもしれないとも(ボウイと同い年でもある)...生まれ持った気品や知性はお歳を召されても失うことは永遠にないだろう。経歴や映画のこと等を『クララの森・少女愛惜』 ← でも少し綴っているので、あまり重複しないように続けます。

MARIANNE FAITHFULL/AS TEARS GO BY
(live marqee club 1973)


マリアンヌ・フェイスフルアニタ・パレンバーグの素敵なツーショットにうっとり♪mariannesama anita


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THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS 1984年 UK盤 CD

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THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS 1984年 UK盤 CD ← こちらへ

★ジス・モータル・コイル(ディス・モータル・コイル)の1984年の1stアルバム。このプロジェクトは「4AD」の社長でありプロデューサーでもある、アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる企画プロジェクトで、「フェイヴァリット・ミュージシャンによるフェイヴァリット・ソング集」のような計画を実現させてしまったもの。現在までに3作品ある。この第一弾となる極めて美しい正に「涙の終結」という邦題の如く耽美的な作品。殊にティム・バックリーのカバー「警告の歌(Song to the Siren)」を歌うエリザベス・フレイザーコクトー・ツインズ)は一級の芸術品のように美しく大好き!レコーディング中にこの曲を聴きながら涙したアイヴォ氏であったという逸話も残されている。

このアルバムの参加ミュージシャンは、コクトー・ツインズエリザベス・フレイザー、ロビン・ガスリー、サイモン・レイモンドの3人、シンディートークのゴードン・シャープ、カラーボックスのマーティン・ヤングとスティーヴン・ヤング、デッド・カン・ダンスのブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルド、モダーン・イングリッシュのロビー・グレイ、ウルフギャング・プレスのマーク・コークス、X-マル・ドイッチェランドのマニュエラ・リッカーズという「4AD」アーティスツだけでも豪華ながら、さらに、元マガジン(バズコックス)のハワード・デヴォート、マーク・アーモンドのマンバスのメンバー(ストリングス担当)のマーティン・マクガーリックとジニー・バルも参加!アイヴォが選んだという6曲のカバー曲は、アレックス・チルトンの曲が2曲(1曲目と3曲目)、ティム・バックリー(2曲目)、リマ・リマ(5曲目)、ロイ・ハーパー(7曲目)、コリン・ニューマン(11曲目)。その他の楽曲も含め、アルバム全体を貫く美意識は覚醒的かつロマンティシズムに溢れたもので愛聴盤であり続けている一枚です。

This Mortal Coil  Sixteen Days 12
↑ こちらは、1983年発売の12インチ・シングル 『THIS MORTAL COIL/SIXTEEN DAYS』 です。

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GUESCH PATTI/LABYRINTHE 1988年 日本盤 CD

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ゲシュ・パティ:GUESCH PATTI/愛の迷宮 LABYRINTHE 1988年 日本盤 CD ← こちらへ

★”フランスのニナ・ハーゲン!”と当時なにかの雑誌で書かれていました。この作品はレコードでジャケ買いしたものの一枚で思い入れも強いです。この日本盤の解説によると、本国フランスでは”エディット・ピアフとティナ・ターナーの競演!”と評されたりしていたそうです。

『彼女はサッフォーより過激であり、フランソワーズ・アルディよりもロマンティックで、ブリジット・フォンテーヌよりも大きな宇宙を感じさせるだろうし、かつてのジャック・ブレルエディット・ピアフを讃えつつも、フランスの持つ音楽イメージを崩壊させるために生まれた革命児とさえ言えるのではないだろうか。』

このように、山田道成氏も絶賛されております。私の好きなお方ばかりのお名前が登場し嬉しいです。”80年代的な”独特の雰囲気があります。パンク、NewWaveを経ての時代。それらの空気が今でもやはり好きな私はゲシュ・パティは麗しきデカダン(デカダンス)を纏ったお方に想えます。

GUESCH PATTI


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DEAD CAN DANCE/AION 1990年 UK盤 CD

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DEAD CAN DANCE/AION 1990年 UK盤 CD ← こちらへ

デッド・カン・ダンスの1990年の5thアルバム。まだバンド形態としてのドコドコとした暗黒感覚に溢れていた1stから今もずっと大好きだと言える。80年代の「4AD」は英国の最も好きなインディー・レーベルだった。その最も好きな時期の「4AD」はコクトー・ツインズとこのデッド・カン・ダンスが主軸だった。

初期のゴシック感覚からさらに民族音楽や古楽に至る中世の空気が強化されていった。徐々にブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルドの2人の世界は深まって行く。個人的にこの作品がリリースされた頃、ある重圧と葛藤の時期でもあった。そんな中、この作品を聴きながら辛うじて祈りと心の平静さを保つ事が出来た。ある人生の過渡期に一緒に居てくれた音楽は忘れられない。

あまりにもヨーロッパの匂いが強いのだけれど、出身はオーストラリアのメルボルン。そして、イギリスに渡りアメリカ...と活動の場を広げてゆく。それも全くスタンスを崩す事無く、商業主義に陥る事無く、独自の道をゆっくりと(その間、ソロ作品もある)。リサ・ジェラルドリサ・ジェラード)は麗しい美貌の持ち主、ブレンダンもまるで貴公子の様な佇まい。しかし、彼らはジャケットにはご自分の容姿ではなくあるシンボル的なものや絵画などを使う。この「AION」のジャケット・デザインは23Envelopeではなくブレンダン自らが担当している。この絵画はヒエロニム・ボス(ボッシュ)の作品が使用されている。フランドル(ネーデルランド)のルネサンス〜ゴシック派の画家である。

ヴォーカルも大体半分ずつ位を担当する。彼らに比較出来るグループが見当たらない。ジャンルも難しいけれど、ゴシック〜クラシカル・ロック〜チェンバー・ミュージック...という様な音のファンの方には気に入って頂けるかもしれない。ニコ(NICO)の世界を想い浮かべることもできるかも。私は生理的に苦手な音もあるけれど用語化されたジャンルに偏見を持ちたくはないと常々想う。何故なら、雑音(ノイズ)から音楽は生まれたのだから。ロックにもこの様な独自の世界を追求している人達が実は世界中に存在する。それらの音楽に巡り会う度に喜びを感じるのであります。

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『リトル・ウォーター・ソング』 歌:ウテ・レンパー:UTE LEMPER 作:ニック・ケイヴ:NICK CAVE

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『リトル・ウォーター・ソング』

沈みながら 私はあなたに魅せられる
沈みながら 頭上を水が流れる
小魚たちの音がする

沈みながら 残酷なあなたの名前をつぶやく
沈みながら 目の代わりにヒトデをもらった
あなたの頭が大きな赤い風船に見える

沈みながら あなたの大きな手が胸に重い
沈みながら あなたの声がだんだんと遠ざかってゆく
あなたはこうして私の命を奪うの

私の髪、波打ってるでしょう
沈みながら、とても美しく見えるでしょう
銀色の泡に飾られた銀色の髪

歌:ウテ・レンパー 作:ニック・ケイヴ


★収録アルバムはこちらです → UTE LEMPER/PUNISHING KISS 2000年 CD

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MARI WILSON/THE RHYTHM ROMANCE 1991年 UK盤 CD

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MARI WILSON/THE RHYTHM ROMANCE 1991年 UK盤 CD ← こちらへ

マリ・ウィルソンの1991年アルバムです。1stアルバム『ショウ・ピープル』から9年近く振りの新作で歓喜したものです。トット・テイラーのレーベル「コンパクト・オーガニゼーション」は好きなレーベルでした。この2ndは英国DINOより発売。1stも良いですが、いつの間にか2ndの方をよく聴くようになりました。しっとりロマンティックに歌うマリ・ウィルソンジャズのスタンダードやビートルズの曲。ペギー・リーやジュリー・ロンドン、ジョージ・ガーシュイン、リー・ヘイゼルウッドにフランク・シナトラ...古き時代のアメリカのミュージカル映画が浮かんだりします。

●マリ・ウィルソンのその他の作品 ← こちらへ

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★この『BRIGITTE通信・美とロマンの憂愁庭園★リリスの館・歌姫&映画愛好の会』はRECORD&CD SHOP VELVET MOONを中心としたブログです。当店通販サイトで取り扱っておりますフェイヴァリット作品たちを気ままにピックアップしながらご紹介させて頂きます。溺愛の女性ボーカリストは勿論、埋もれた素晴らしき歌姫、またはB級の愛しき歌姫たち。年代・国籍・言語には拘りませんが月と泉の畔の妖精たち、ファンタジィとロマンティシズム、麗しき美声と奇妙な声を往来しております。全て独断と偏見によるお気に入りの歌声、そして関連する映画・文学・絵画などの愛する世界の住人のみをセレクトしておりますのでご了承ください。お気軽にコメントなど頂けますと嬉しいです。どうぞ宜しくお願いいたします。

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